靱帯が骨化し、骨化巣が次第に増大して脊柱管を狭め、神経を圧迫する症状の病気
ですが脊柱靭帯骨化症という病名はありません。
靭帯の骨化するレベルと位置によってそれぞれ後縦靭帯骨化症・黄色靭帯骨化症
前縦靭帯骨化症の名前がついています。
。
●成因
遺伝的背景や糖尿病、カルシウム異常、肥満傾向、老化現象などが指摘されています。
●病名
脊柱靱帯骨化症には、後縦靱帯骨化症、黄色靱帯骨化症、前縦靱帯骨化症があります。
●症状
頚部症状:頚部の痛み、肩こり、頚部運動障害。
神経症状:手足のしびれ、歩行障害、手指運動障害、筋力低下、起立不能、麻痺。
排尿障害:残尿感、頻尿
●手術 。
- 後方除圧術:首や背中などの後ろを切開して、神経の圧迫を取り除く方法。
- 前方除圧術:前側の皮膚を切開して,推体を削って神経の圧迫を取り除く方法。
●効果
痛みやしびれが軽減されますが、個人差があります。
合併症
くびや肩の痛み、手があがりにくい、脊髄損傷や神経根の損傷、首の可動域が減少する。
●病気との付き合い方
- 強い気概を持つ
- 特殊な疾患と思う必要はない。
- 病状・病態を正しく把握する。
- 定期的に診断を受ける。
●日常生活について
- 転倒に気をつける。
- 前かがみの姿勢をなるべく避ける。
- デスクワークや車の運転時の姿勢をよくする。
- 体を動かす習慣をつける。
- ウォーキングや水泳が効果的。
- 食事を見直し標準体重を維持する
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